疲れた日々と旅の窓

同じ本を読んで、読むたびに感想が変わるのか?
私は、変わると思います。年齢、時間、季節、そして、今の私に当てはめれば、日々の疲労感によっても変わると思います。

個人的に3月以降の繁忙期を経て、4月からも忙しい日々を送っています。

そのようななか、沢木 耕太郎さんの「旅の窓」(幻冬舎文庫)を読んでいます。
私がこの本を読むのは2度目、もしかしたら3度目かもしれません。

遅い時間、仕事からの帰り道、「疲れたな~」と感じながら読んでいると、写真と短い文章でつづられる旅の思い出が、私をその時間だけ旅に連れて行ってくれます。
以前読んだときには、「旅に出たとしても、ここまでいろいろなことを感じることはできないな」と思った記憶があるのですが、今の忙しい毎日と重ねた年齢によって、読後感が変わったように思います。

5月の連休まで、あと半月。