日御碕の柱状節理

出雲市の日御碕では、日本一の高さという灯台が有名のようですが、私たち夫婦は下から見上げるだけにして、海岸を歩いてみることにしました。

柱状節理?
案内板あったその単語を目にして、まず私の脳裏に浮かんだのは、真っ黒い柱のような岩が立ち並ぶイギリスの世界遺産でした(あとで調べると「ジャイアンツ・コーズウェイ」という世界遺産)。
世界遺産ほどの規模がなかったとしても、あの風景が見られるのであれば、ぜひ見たいなあっと、さっそく見に行くことに。

そして、灯台から数分で柱状節理が立ち並ぶという場所へ。
あれ?なんか違う?私の中では、すっかりイギリスの世界遺産と同じものが見れるものと決めつけていたのですが、目の前にあるのは1本1本が細く、色は黒ではなくてベージュ色の柱状節理でした。
たしかに、ひとえに柱状節理と言っても、いろいろな種類があるとは思いますが。またしても勝手な期待に自分自身が振り回された感じです。

期待したりガッカリしたりしながら海岸を歩いていると、足元に朱色に染まった柱状節理を発見。朱色と言えば鉄の成分なのかもしれません。単色ではなく色づいているところに日本的なものを感じて、その地味目な美しさが妙に印象深く、旅の思い出になりました。

日御碕の柱状節理