きっかけとしてのブログ

葡萄畑が広がる丘の道を登りはじめると、5分ほどで登美の丘ワイナリーに到着。
嬉々として試飲するワインを選んでいる妻を横目に、運転手の私はテラスからの風景をぼーっと見ていました。

季節は初秋のはずなのに、青空から真夏のような太陽が照り付け、パラボラアンテナのように光を受け止めている甲府盆地が、強烈に光を反射しています。暑さのためゆらゆらと揺れている空気越しに見ると、昼間の風景のなかで輝く星のように見えました。

思い立ってスマートフォンのカメラで、その光を撮影しましたが、後で見た写真には、その星はまったく写っていませんでした。

そのとき見た光景は、すでに私の頭の中にしか残っていません。
頭の中の光景はすこしずつ薄れていくもの、それはそれで構いませんが、後になって思い出すきっかけのようなものを残したいと考えて、ブログを始めてみることにします。